あふれ出るカレー臭

家でカレーを作ると、マンションの1階のエントランスまで匂いが充満します。

人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本(稲田 俊輔著)

東京と名古屋で南インド料理店を展開するエリックサウスの総料理長、稲田俊輔氏の本が出たので読んだ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4594083382

もともとは、4年前にバズったサイゼリヤ関連の一連の記事がスタートであると思う。
サイゼリヤ100%☆活用術 前編 - 食べるそして考える
サイゼリヤ100%☆活用術 後編 - 食べるそして考える
サイゼのマズさは良いマズさ - 食べるそして考える

氏のブログはこのあと1本投稿したあと、更新をやめている。おそらく、サイゼリヤ活用術で本を書いてくれということで、ブログの更新が止まったのであろうと想像していたが、出てきた本はサイゼリヤのみならず、ファミレスやファストフードがいかにすごいかを解く本であった。

出てくるチェーンは項目として取り上げるもので、サイゼリヤ、ガスト、ロイヤルホストマクドナルド、 からやま(このチェーンについては、本を読むまで存在を知らなかった)など17のチェーンである。本文ではなか卯すき家なども出てくるが、項目として取り上げてはいない。

この中でも、サイゼリヤだけで全体の3分の1の分量を割いており、ブログの記事から大幅に内容が増え、オススメアラカルトも4パターン紹介している。

飲食店の運営に携わる立場*1から、メニュー構成やその変遷、企業のポリシー、現場の指向までを読み解き(まあ、決めつけといってしまえばそれまでなんだけど)、その線に沿った、もしくはその線を上回る楽しみ方の提案をしている本である。

普段からこれらのチェーン店を使っている人には、より楽しみ方が広がるであろうし(そういう層にこの本は届かないと思うが)、チェーン店を使わない人にとっても、一度試してみようかと思わせる内容である。

少なくとも、私は家の周囲で行きつけの店があるので、毎月第3月曜日以外は、夕食にこれらのチェーン店に行く必要がないのだが、平日の昼食においては、上記チェーンのうち5つは職場から徒歩5分圏内にある。最近の昼食はスーパーやコンビニでの惣菜に頼っていたところがあるので、チェーンに限らず昼食だけはもっと食べに行こうと思った。特にサイゼリヤのランチでコース形式、ただし糖質制限の観点からパスタは除いて注文してみたい。

最後に、この本の帯には「食べログ3.7以上の店を経営するプロも唸った!」という宣伝コピーがあるが、これは食べログ3.8問題を考慮したのだろうけれど、3.6にしておけば、年会費を払って点を上げていないということになるので、3.7以上ということになると年会費を払っているのではないかという疑念が浮かばざるを得ない。年会費を払って評価点を上げるのは企業の広告戦略として真っ当であるけれども、それを明らかにすることは支持層の反発を招きそうである。食べログの点をコピーとして使うのは変な邪推を生むだけなのではないのだろうか。

*1:南インド料理店だけでなく、和食、洋食、ビストロも手掛けている。運営しているお店は https://enso.ne.jp/shoplist/ 参照